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のんきな日々雑記。
丹生都比売 梨木香歩作品集
梨木香歩さんの作品世界の深遠さに涙がでる。
こういう本を、私はずっと読みたかったのです。

お仕事帰りに寄り道した喫茶店で一人で読んでたら、
しみじみしすぎて泣きそうになってやばかった(笑)

梨木さんみたいな作家さんと同時代に生きてられることは
本当に幸せだなあ。

単行本出たばっかりですが、文庫化が待ち遠しい。
この本は常に持ち歩いていつでも読みたい。
| | 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
昭和の犬
そのころは今から見ると遠くにあり、小さい。だが、そのころまで近づくと大きい。大きくてすべてを摑めない。とくに幼稚園児や小学生にはとても。だが、今いるところまで瞬時に視点を引けば瞬時に小さくなり、摑める。ならばパースペクティヴに話そうと思う。犬、ときに猫のいる風景を。(p6)

「昭和の犬」姫野カオルコ著
直木賞作品、読み終わりましたー。

冒頭に書かれた言葉通り、一人の女性とさまざまな家族と犬たちとの月日をたどりながら、昭和から平成への歴史を俯瞰する一冊でした。

犬と主人公のかかわる場面がとっても丁寧に描かれていて、
犬を飼っている人みんなが感じているであろう、犬への親しみと距離感なんかを、動物苦手な私も、感触としてちょっと理解できたような気がしてます。

お話の最後に主人公のイクがたどり着く真理は、表現しだいでは陳腐になりかねない、誰もが感じ得る普通のことかもしれないけれど、
たしかな熱量を持った力強い文章に、まぶしいような光と温かさを感じ、涙でそうになりました…。

劇的でない普通の日々の価値を知る一冊でした。
読んでよかった。

それはしかし、それがしかし、生きているということであろう。(p292)

↑この一文、かなりグッときました…。
| | 17:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
恋歌
雪かき&自宅待機の2日間。
直木賞作『恋歌(れんか)』朝井まかて著を読了。

朝井さんの著書は、シーボルト事件を描いた『先生のお庭番』を以前読んだんですけど、そっちもすごくよかったんですよね〜

『恋歌(れんか)』もいい本でした。

テンポのある品の良い文章ですごく読みやすかった。
二人の語り部に自然と心を重ねて読み進められました。

なんでもいいから、思いをかけられるものを持ち続けられれば、どんな悲劇にみまわれても、人生の最後に満足して笑えるのかな。
壮絶すぎるお話ではあるのですが、私はこの本を読んで、ちょっと元気をもらいました。

読書って実際は字を目で追っているだけなのに、いい本を読んだ時には、ひとつの経験を重ねられたような充実感を感じる。
読書は楽しい趣味だけど、しなくても生きていけるけど。
空しいことではないと信じたい。
| | 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
星と地図・本と図書館


『f植物園の巣穴』にはじまり、次に読んだ『村田エフェンディ滞土録』が決定打。
私を2パンチノックアウトさせてくれた作家、梨木香歩さんの講演会に19日、行ってきましたー。

「マスコミがお嫌いで…」、と川口市長さんから紹介されていましたが、メディアにまったく露出されていない方なので、この講演はファンにとっては貴重な機会でした。
初めて拝見するご本人は、期待以上に魅力的な方で、お話もわかりやすく奥深くて刺激的、繊細な言葉の感覚が著書そのままで心地よく、本当に素敵な時間を過ごしました。

もっともっと本を読んで、旅をして、星を増やそう、
自分の中の地図をひろげよう!
| | 14:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の旅人
角川書店のPR誌『本の旅人

書店さんがいろいろなチラシ類と一緒に毎月職場にもってきてくださるのですが、私はいつもつとめて、涼しい顔で受け取ってますけど。

ここに連載されてる梨木香歩さんの『きみにならびて野にたてば』
実は狂おしいほど楽しみにしておりますハート

宮沢賢治と保阪嘉内のかかわりを掘り下げた内容。
小説なのだけど、研究書みたいな情報量と読み応えがあって、梨木さんの思い入れの深さがうかがえる作品。
これを読むたびに、山梨の短大で保阪嘉内について学んだ記憶が懐かしくよみがえります。
なつかしい嘉内のお話が梨木さんの文で読めるなんて、うれしすぎて感動。

毎月届けていただけるの、超超ありがたいんですけど、
受け取るときに平静を装うのがいつも大変汗
これが届いた日をひそかに「梨木祭り」と呼んで小躍りしてることは秘密なので汗

単行本化はいつかなあ、待ち遠しすぎるー!
| | 19:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
本の森
本

ハリハリ ラホラホ♪

先週の日曜日。
敷島。本の森:ライブラリー・シティ・プロジェクト 2013
というイベントをやっていたので、ばら園に行ったついでに、のぞいてきました。

しっかし、フリッツアートセンターの場所、私はいつまでも覚えられないなあ!もう諦めて帰ろうかという寸前まで迷いました・・・

そんなこんなでたどりついたお店で、見つけた1冊が写真の本。

『はるかなるわがラスカル』スターリング・ノース著,亀山龍樹訳 

ラスカルのスターリング少年が実在の人物だったなんて、私知りませんでした。思いがけず良い本に出会えて、とっても満足ハート

古書店大好きなので、端から見て回るのがすごく楽しかった。
おすすめの本をぜひ手に取ってもらいたい、という気持ちが伝わる工夫された陳列は、とても素敵なものでした。

一本好きとして、本のお仕事している身として、とっても刺激になりました。

ありがとう ぼくのともだち
ラスカルにあわせてくれて♪ (©ロックリバーへ)
| | 13:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
読んでいるときはおもしろくて没頭するのに
読み終えるとつかみどころがなくなる。
村上作品はいつもそんな印象。

話題の新作。
ちょっとずるして読ませてもらいましたー

本作は、とてもわかりやすかった。
わかりやすかったはずだけど…、
村上さんが、きちんと描いた部分と描かなかった部分があるせいで、
すごくもやもやさせられてる。

独特のおもむきがある文章はやっぱり好き。
とっても楽しく読みました♪

読んだ人とはやく話したい。

そして友人に会いたくなった。
実家帰ろう。
| | 13:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
読書の冬
よちよち文藝部 神去なあなあ夜話 七つの会議 等伯 〈上〉 国を蹴った男

市の図書館に予約を入れていた本が一度に順番が回ってきてしまって、
5冊になってしまったのを借りてきました。
冬のほん祭りき状態。

2週間で5冊は、私の読書速度ではちょっと厳しいので、
おとといからの土日から、必死で読んでいます。
『よちよち』と『なあなあ』は読了、面白かったー♪
今は池井戸さんの新作読んでます。
これもすごく面白い、読書たのしい〜♪
人気作ばっかだから、早く返却して次の方に回さなきゃと思うけど、
ちゃんと読まなきゃもったいないので、
焦燥感にかられつつ楽しんでます汗

最近日記全然書いてませんけど、ブクログはちょこちょこ更新してます。
読んだ本を自分にちょっとでも定着させるためのアウトプットの場として活用してます。
| | 20:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
くちびるに歌を
2012年本屋大賞第4位の作品。
中田さんというのは、乙一さんの別ペンネームなのだそうです。

・・・とりあえず、読みながらつくづく思ったこと。

本屋大賞ありがとう〜!!

この本、私が大好きなアンジェラ・アキさんの名曲
「手紙〜拝啓15の君へ〜」が題材になってた〜顔文字

本屋大賞がなければ読まずにスルーしてしまっていたかと思うと
本当おそろしいことでした。

もうあらすじとアンジェラだけで感動はまちがいないと予想して、
心を整えながら読んでいったのですが、
予想を上回る結末の温かさにやらました。
不覚にも涙がこらえられなかった・・・。

誰もが純粋にこころ揺さぶられるであろう
良き本でした。

本屋大賞、今後も要チェックですな赤いハート
| | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
木簡
<太宰府>7世紀末 最古の「戸籍」木簡見つかる (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

すごいなあ!
木簡発見のニュースに興奮してます。

なぜなら、先日大衝撃をうけた小説
坂東眞砂子さんの「朱鳥の陵」
のお話の舞台とおんなじ時代の物の発見だったから。

読む前なら、この件はふーん・・・で終了だったでしょう。

ささやかな喜びかもしれないけど
やっぱ本は読んどくものですねーkyu



| | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |